通販詐欺サイトの見分け方 実例紹介 対処法 偽サイトに騙されないために

通販でのトラブルはとても多い

インターネット通販はとても便利なものですが、残念ながらトラブル事例も多いサービスです。
トラブルのなかにはサービスの説明が不足していた・内容を理解していなかった等、さまざまなものがありますが、今回は詐欺サイト(偽サイト・フィッシングサイト)に注目して解説します。

楽天やYahooなど、大手ショッピングモールの場合には各店にショッピングモールごとの規約が適用されます。
そのため、本当に出店している店舗ならこれから書く詐欺サイトの見分け方は大抵クリアしています。
しかしながら、詐欺サイトの中にはこうした大手ショッピングモールに似せてサイトを作っているものもあります。
見た目だけで安心せず、内容をしっかりとチェックしてください。

詐欺の内容もさまざまですが、どれも消費者の金銭・個人情報を不正に搾取するのが目的です。
正しい知識を身に着けて事前に被害を防止しましょう。

参考元

詐欺サイトはどこにでもある

詐欺サイトを目にする機会はなかなかないと思われるかもしれませんが、実はかなり身近に潜んでいます。

  • 商品名でグーグル検索、検索結果の下の方に表示される
  • Twitterやインスタグラムの広告に表示される
  • YouTube上での広告

この記事内に実際の詐欺サイトの情報を引用していますが、このサイトはグーグル検索で見つけました。
特に金額が高めの商品、家電などに多く紛れています。
下記画像は表示された検索結果です。
ドメインも日本ではなく、日本語も変ですね。
(※悪用されている被害サイトがあると思われるため、商品を特定できる情報は伏せています)


実際の検索結果

検索しなくても、勝手に流れてくるSNS広告も安心できません。
過去に聞いた話では、実在する会社・商品名を悪用し詐欺サイトへ誘導する広告がSNSで流れていたそうです。
また、注文したら海外から粗悪品が届いたような話はよくあります。
有名なSNS・サイトでも詐欺サイトは掲載されているので、過信は禁物です。

騙されないためにチェックするポイント

連絡先は明記されているか?

通販サイトは特定商取引法に基づき、「事業者の氏名(名称)、住所、電話番号」を明記する義務があります。
これが記載されていないサイトはもう駄目です。注文してはいけません。

また、最近では他の通販サイトから情報をコピーし、勝手に掲示することで連絡先を記載しているように見せかけているサイトもあります。

  • 名称、住所、電話番号をそれぞれネット検索してまったく関係ないサイトが出てきたりしないか?
    余所からコピーしていたらコピーされてしまった元サイトが出てきます
  • あやしいと思ったら電話で問い合わせ
    まったく別の場所に繋がったら電話番号を偽っているサイトということです
    自社の連絡先を誤って掲載している会社はそうそうありません(少なくとも信用はないです)
  • 住所をネット検索、関係ない店舗ではないか?畑だったりしないか?
    例えばコンビニだったり、田んぼだったりしたら会社としてはおかしいですよね
    ネット通販はマンションの一室でも開店できますが、明らかに違和感があれば注意してください

支払い方法は?

詐欺の多くは先に銀行振込で代金を支払わせます。
銀行振込での先払いしか扱わないサイトは十分に注意してください。

弊社でもネットショップを運営しています。
決済方法はさまざま用意してありますが、銀行振込の場合には前払いでお願いしています。
ショップ側からしても後から支払いがないと大変困るため、銀行振込は前払いしか扱えません。
他の選択肢がなく、銀行振込での先払いしかない、という点が注意点です。

詐欺サイトではクレジットカード等の記載があっても、実際に支払いまで進むと銀行振込しか選択できなかったりします。
この場合はもう注文するのは止めた方がいいです。

また、指定された振込先が個人名義、関係ない名義だった場合も要注意です。
店舗名と運営会社名が異なっていても、サイト上で確認できる場合がほとんどです。
不安に思うなら振込をやめてください。
お近くの消費生活センターなどに問い合わせてみることをおすすめします。
すでに被害報告が上がっている口座番号なら、事前に調べることで気が付ける場合があります。

最近では代金引換で注文、商品を受け取ったら粗悪品だった、というパターンも多いようです。
この場合でも販売元に交渉することになるため、事前の連絡先確認は必須です。

日本語に違和感はないか?

ネットショップであれば、お客様に説明をするために丁寧で正しい日本語が使われているものです。
それが翻訳サイトで翻訳したような日本語だったり、普段見かけない漢字だったら要注意です。
しかしながら、最近の偽サイトは元サイトの情報を丸ごとコピーしているものも多く、文法だけで見分けるのは難しいかもしれません。
実際に見分けた点を紹介します。



上記は実際に発見した詐欺サイトの内容です。
まず、店名の漢字が日本のものとは若干異なります。
これは旧字体、中国語の簡体字や繁体字だったりします。
日本では変換も難しい漢字が日本の雑貨店の店名に使われていたら違和感があると思いませんか?

右側は会社概要に記載されていたものです。
おそらく悪用されている被害者がいるため、文字は伏せています。
ジャパンが番地の後に書かれているのはおかしいですね。
海外では住所の記載が逆なので、県や国にあたる部分が末尾にきます。
偽装する際に間違えて国名を末尾に持ってきていると思われます。

住所、FAX番号をネットで調べると被害者が情報提供したページが該当しました。
また、連絡先に記載されたメールアドレスを検索すると、実在するサイトに関係ない会社がありました。

怪しいサイトを見つけたら記載された内容におかしな点がないか調べてみてください。

ドメインがおかしくはないか?

https://www.○○○○.com.br (ブラジル)
https://www.○○○○.ch
 (スイス)
https://www.○○-○○.fr
 (フランス)

この部分は国や会社、サービスで決まっています。
上記のものは海外のドメインなので、日本の通販サイトで使われているのは違和感があります。
詐欺サイトが海外で作られているとこのようなURLで日本の通販サイトに見せかけていることになります。
日本では .jp .com が主な末尾です。
会社概要などで海外サイトである明確な理由の記載がなければ止めましょう。
※そもそも各国のサイトとして作られている分には何の問題もありません。

取り扱い商品がおかしい、安すぎないか?

  • 限定商品が買えなかった……、公式サイトじゃないけどまだ売っているサイトがある!
  • 必要な衛生用品が品薄で売っていない、店名は電気屋だけど在庫があるらしい!
  • 高額な家電が他の半分の価格で売っている!すごくお得なクーポンがある!

公式ブランドですでに廃番になった洋服が今でも新品で売っている
マスクはどこも在庫切れなのに在庫があるという店
品薄の製品がものすごく安く掲載されている


新型コロナウイルスが流行り始めた頃は衛生用品が品薄で、空気清浄のために加湿器の需要も高まりました。
販売店・メーカーともに軒並み在庫切れ・納期未定となっていました。
そんな時に在庫があり、それもとびきり安く販売している店はまずありません。
買える店舗はないかとネット検索を繰り返した結果、詐欺サイトを表示してしまったのです。
人の不安につけ込んだ悪質な例です。

また、他社の情報をコピーした偽サイトの場合、やけに品揃えがいいです。
見境なくいろんな店舗の情報をコピーするからです。
本当に販売している店舗なら販売商品も得意分野があります。
店名が「○○スポーツ店」なのに、専門的な工具やたくさんの家電があるのは少々おかしな話です。
もちろん企業努力で頑張っている所もありますが、商品ごとに説明文の文章やレイアウトが異なっていたり、寄せ集めてきた印象があれば危険信号です。

騙された時に起きる被害

被害はさまざまなものがありますが、一例として掲載します。

金銭を騙しとられる

  • 入金したが商品が発送されない
  • 連絡も取れない

入金しても商品が発送されないパターンです。
連絡は取れるが発送までしばらく待つように言われる場合もあるようです。
相手の所在地や運営元が分かっていれば対応もできますが、連絡先がメールアドレスだけでは無視されてしまう可能性もあります。

粗悪品、違う商品が届いた

  • 届いた商品が明らかに粗悪品だった
  • 箱を開けたら違う商品だった
  • 日本製のはずが海外から届いた

最近では粗悪品を代金引換で届ける詐欺もあるようです。
配送会社では返金といった対応はできません。
あくまで消費者と販売元の取引なので、商品代金を配送会社がもらう訳ではないからです。
この場合も販売店の身元がしっかりしているか、事前に確認することが大切です。

個人情報を悪用される

そもそも直接金銭を支払わせるのではなく、個人情報やアカウント情報を入力させて悪用する目的のサイトもあります。
これは特にフィッシングサイトと呼ばれます。

  • アカウント情報を入力させて乗っ取り、ギフトカードなどを勝手に注文される
  • 個人情報を抜き取り、別の詐欺に使う(送り付け詐欺等)
  • 金融機関に不正にログイン、資産を盗まれる

送り付け詐欺は自宅に頼んでもいない荷物が届き、代金引換で支払ってしまったり、受け取った後から請求がなされる詐欺です。
フィッシングサイトは騙された時だけではなく、後から被害が発生することもあるため、注意が必要です。

クレジットカードを悪用される

これもフィッシングサイトの一部かと思います。
詐欺サイト上で入力させたクレジットカード情報を盗み、勝手にカードを使用されます。
クレジットカード会社も不正な取引の可能性があれば、いったん決済を止めて利用の確認をしてくれる場合もあります。
しかしながら、これも100%ではないので、クレジットカードの入力はしっかりと保護されたサイトのみに限る等、見極めが大切です。

騙されてしまったら 対処法

被害にあったら、すぐに最寄りの警察か消費生活センターに相談してください。
被害にあった注文の詳細などを聞かれるようなので、事前に取引の情報をまとめておきましょう。

  • 注文した店舗名
  • 店舗URL
  • 注文した商品
  • 金額
  • 振込時の口座情報
  • 事前に案内されていた取引内容 等

実際に必要な情報は問い合わせてご確認ください。
しかしながら、上記は通常の取引でも必須の情報なので、分からないまま取引を進めることはないようにお気をつけください。

「品薄なのに在庫あるって言うし、やけに安いな~とは思ってたんだよね」
と言いつつ、お金を支払って商品が届かなかった時に初めて確認する、なんて事はないように。。。

電話なら、たいてい悪用被害にあった関係ない所に繋がるため、届かないと言っても相手を困らせてしまいます。
これが事前の問い合わせなら被害にあう前に気が付けます。

銀行振込で支払っていた場合、振り込め詐欺救済法が適用される場合があります。
振込先の金融機関に申請し、手続きを経る必要がありますが、申請が通れば支払った口座の残金が分配されるという法律です。
自分が対象になるかどうかも、警察や消費生活センターに問い合わせてみてください。

まとめ

ネット通販は気軽に使えるようで、実は注意すべき点がたくさんあります。
千葉県警察では匿名でフィッシングサイトの情報提供を行うこともできます。
詐欺サイト自体がなくなって欲しいところですが、なかなか撲滅は難しい状況なので、自分の身は守れるよう注意していきたいですね。

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