建設業や現場での熱中症対策！被災事例・グッズ・啓発ポスター・食事

熱中症とは
事例
建設業、現場での対策
対策ポスター
最新対策グッズ
熱中症対策　食事・飲み物
まとめ

熱中症とは

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。
(引用　厚生労働省)

リライズは工具を扱うため、現場で作業されている職人さん達も多く来店されています。
熱中症への対策は毎年必須です。
今年も皆さんが無事に乗り越えられるように記事をまとめます。

事例

こちらのサイトで詳細が紹介されています。
簡単な概要だけ引用させていただきました。
(引用元中小建設業特別教育協会様)

道路工事現場で時々、水分・塩分を補給しながら作業者Xは作業していた。その後Xはふらついたことから日陰で休憩したが、4時頃に意識を失って座り込んでしまった。それを通行人が発見病院に搬送されたが三日後に死亡した。
宅地造成現場で作業員 Xは土木作業をしていた。午後2時20分頃、荷台の上でXは動かなくなってしまった。同僚が声をかけても動かない為、Xのシャツを脱がし、保冷剤で冷やすなどの応急処置を施した後、病院に搬送した。しかし、Xは20日後に死亡した。
個人住宅の改装を行っている現場で作業員Xは屋根裏でうつ伏せ状態で電気配線の作業を行っていた。その後、屋根裏からいびきのような音が聞こえてきたため同僚が屋根裏に上がったところ、X が意識不明で倒れていたのを発見。病院に搬送したが当日死亡した。
住宅新築工事現場で瓦揚げ機を用いて瓦を運搬する作業を行っていた作業者Xはめまい耳鳴りを訴え上司の指示により日陰で休んでいた。午後4時頃には嘔吐したため病院に行き治療を受けた後に帰宅した。しかし夜になって再び気分が悪くなったため、再診を受けてそのまま入院12日後に死亡した。

建設業、現場での対策

とにかくこまめな休憩、水分補給に尽きるかと思います。
最近は通気性の良い作業服や風を通すファン付き作業服もだんだん安価になってきています。
インナーと作業服の組み合わせでより涼しさを感じることもできるので、手軽にできる対策になります。
また、ヘルメットに取り付けることで首元を冷やすファンや専用の保冷剤も販売されています。
首から冷やせるのは大変効果的なのでおすすめです。

環境省では予防のため、全国の暑さ指数、熱中症警戒アラートの現状を公開しています
環境省　熱中症予防情報サイト
その日の気温を事前にチェックしておくと対策し易いかもしれません。

対策ポスター

日々、対策を忘れないためにも身近なところにポスターを掲示するのもおすすめです。
無料のポスターが配布されているので、いくつか紹介します。

厚生労働省
ポスターからリーフレットまでまとめられています。
日本語以外にも対応しているのがありがたいですね。
環境省
こちらも各種普及啓発資料が配布されています。
熱中症予防声かけプロジェクト
このプロジェクトではオリジナル啓発ツールの販売を行っています。

最新対策グッズ

マスク用ファン
まだまだマスクが手放せない現状、マスク用のファンが出ています。
マスクの内側に挟める小型ファンやマスク自体にファンが付いているタイプもあるようです。
どうしてもマスクを付けなければならない場面では使えるかもしれません。
冷感スプレー
服やマスクに吹きかけるタイプ、身体に直接かけるタイプなどさまざまです。
作業中は難しいかもしれませんが、休憩時に早く身体を冷やすのに有効ではないでしょうか。
熱中症計
簡易的なものから黒玉付の本格的なものもあります。
メーカーによっては夏本番になるころには売り切れてしまうという話も聞きます。
これも一つは持っておきたいですね。
ファン付き作業服
このタイプの作業服はだんだん値段が下がってきた印象です。
安かろう悪かろうということもあるかもしれませんが、選択肢が増えるのはありがたいです。
塩分補給
タブレット状のもの、梅干し、キャンディーなどさまざまなものがあります。
しょっぱいのは共有ですがバリエーションが多いので好みのものを選べます。